ハッピーなブライダルウェディングをプロデュース
男女が恋愛交際をして、結婚の約束をしたことにより、結婚の予約つまり婚約となるわけです。
しかし、どちらか一方が急に気持ちが変わってしまったり、あるいは片方の不貞（いわゆる浮気です。）が発覚し、信頼関係を損ねる状態になってしまって、婚約破棄などという事態が生じることもしばしばあります。
つい先日、有名女優が「好きな人ができたから」ということで、婚約相手に一方的に別れをメールで告げた、なんてことが話題になりました。まぁ様々な賛否両論がありましたが、このケースで考えてみましょう。
概ね、婚約についてはいわゆる結婚の約束とは言え、口約束に過ぎないものですので、あまり慰謝料の発生する余地はないと言えます。しかし、仮に結納などをして、既に相手側に結納金などの金銭を支払ってしまっていたり、結婚式の予定まで決まっていて、式場を抑えていた場合には、当然婚約破棄による費用が発生します（この他にも、招待した友人への謝罪やら、挨拶回りなどをすることによる、時間的なロスも当然発生してきます）。
となりますと、破棄された側としては、全く損害がなかったとは言い切れませんし、社会的信用も損ねた可能性も高くなります。となりますと、損害賠償や慰謝料請求の対象になることは往々にして考えられます。
婚約指輪のやり取りだけなら口約束の範疇と考えても大丈夫だと思います。お付き合いの最中からペアリングをつけることもありますし、そもそも婚約指輪も結婚指輪も法律で決まったものではなく、概念というかその人たちならではのスタイルです。日本人は型にはまるのが楽なので、まだまだ婚約指輪・結婚指輪それぞれ用意しなくてはいけないなんて考えてる人もいるようですが、簡略化して結婚指輪に一本化してしまうカップルも最近では多いみたいですよ。また、既製品を買うよりも自分たちで結婚指輪を手作りするのが最近の人気とのこと。まあ、そんな幸せの時を経て、指輪が出来上がった頃に破局となるとかける声も見当たりませんが。